心不全とその症状に対する可視総合光線療法 2
■心不全
心臓は全身に血液を送るポンプとして休むことなく働いています。心不全とは、「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、次第に悪化し、生命を縮める病気」と定義されています。心不全は冠状動脈の狭窄や閉塞、高血圧症、弁膜症、心筋症、不整脈、先天性心疾患など様々な疾患が原因となり生じます。心不全になると、心臓から十分な血液を送り出せなくなり、身体に必要な酸素や栄養が不足するため、坂道や階段でで息切れがしたり、疲れやすくなります。腎機能が低下すると、尿量が減り、足がむくみ、呼吸が苦しくなっています。病院では薬剤治療などが行われます。心不全は症状の悪化、改善を繰り返しながら経過します。悪化させないためには、服薬の継続、塩分制限、食生活の配慮など、日々の状態を管理していくことが大切です。
『光線研究 第635号』令和4年12月1日発行 一般社団法人 光線研究所