ミトコンドリアを活性化させる可視総合光線療法 3
【治験例2】
乳ガン術後(トリプルネガティブ)
79歳 女性 主婦 147cm 50㎏
◆症状の経過
乳腺症を指摘されていたので、定期検査を受けていた。66歳時に右乳房にガンが見つかり、たいへんショックを受けた。手術前に抗ガン剤治療で縮小させてから手術することになった。光線治療は両親が使っており、本人も何かあれば使っていたが、今回効果的な光線治療の指導を受けるために当付属診療所を受診。
◆光線治療
治療用カーボン1000-4008番を使用。⑦10分間、②⑤⑥(以上集光器使用せず)各5~10分間、③・右胸部とも右腋窩部㊻(以上1号集光器使用)各10分間照射。
◆治療の経過
自宅で朝晩光線治療を続けた。半年間の抗ガン剤治療後、温存手術を受け、放射線治療を受けた。ガンは完全に取れて、リンパ節転移も無く、光線治療のお陰だと思った。しかし、ガンのタイプがトリプルネガティブであることを聞いてとても不安になった。(このタイプは3年以内に再発転移することが多く、予後不良と言われている)術後は病院での治療法もないため、光線療法しかないと思い治療を継続した。3ヵ月毎の病院検査は、毎回不安だったが、丸3年経っても異常がみられず少し安心した。その後も光線治療を継続して、現在術後12年間経過するが再発はなく、光線治療のお陰とたいへん感謝している。
※トリプルネガティブ乳癌:乳ガンの治療標的となる三つの受容体(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体、ヒト上皮成長因子受容体⦅HER2タンパ⦆)が欠如しているもの
◆コメント
再発予防にはミトコンドリアがよく働くようにしておくことが大切で、それにより免疫細胞にもエネルギーが補給され、免疫力も強化されます。
『光線研究 第634号』令和4年10月1日発行 一般社団法人 光線研究所