
治験例2 逆流性食道炎
68歳 女性 主婦
◆症状の経過
60歳頃から胃の調子が悪く、胃のもたれ、呑酸、背中の重圧感があった。61歳時、食道、胃の内視鏡検査で逆流性食道炎、食道裂肛ヘルニアと診断され薬なしの経過観察となる。62歳時、胃痛、胃のもたれ、背中痛がひどくなり光線治療のため叔母の勧めで当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボン3001-5000番を使用し、両足裏部⑦・腹部⑤・腰部⑥・左右咽喉部④各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行い半年後、足腰が温まり、逆流性食道炎の症状が改善してきた。治療1年後、過食、油物の摂り過ぎなどで胃痛、胸やけ、呑酸、背中痛などがあり服薬することもあったが、以前より、症状は軽かった。治療3年後、胃の調子はよかったが、胃内視鏡検査で食道裂肛ヘルニアが少し大きくなっていると言われたが、薬は出なかった。治療5年後、逆流性食道炎は安定していた。治療6年後の現在(68歳)、逆流性食道炎は落ち着いており、体重が3kg増えた。加速度脈はからみた血行状態が悪いので光線治療は毎日継続している。
『光線研究 第631号』令和4年4月1日 一般社団法人 光線研究所発行