治験例1 逆流性食道炎
83歳 女性 主婦
◆症状の経過
60歳頃、胸やけ、呑酸の症状があったが、放置していた。73歳時、尻もちをつき腰椎圧迫骨折となる。痛みが続き友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し自宅で光線治療を開始(3001-4000番使用)。光線治療で腰痛は改善した。75歳時、猫背になり、胸やけ、呑酸の症状が悪化し、胃内視鏡で逆流性食道炎と診断され投薬を受けた。逆流性食道炎の光線治療を受けるため当所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・背正中部各10分間、両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・上腹部⑪・後頭部③各5分間照射。
◆治療の経過
薬は身体似合わず中止し光線治療を継続した。光線治療で胸やけ、呑酸の症状は軽減、胃の存在感が薄れてきた。治療6ヵ月後、逆流性食道炎は改善してきた。その後、食べ過ぎや睡眠不足があると胸やけ、呑酸の症状が悪化したが、食生活に注意し光線治療を継続。78歳時、胃内視鏡検査は大きな変化はなかった。80歳時、逆流性食道炎は安定していた。治療8年後の現在(83歳)、胃、食道の症状は少なく、元気に菜園、バラ作りを楽しんでいる。
『光線研究 第631号』令和4年4月1日 一般社団法人 光線研究所発行