胃食道逆流症(逆流性食道炎)に対する可視総合光線療法
厚生労働省の「平成29年患者調査」では、胃腸をはじめとする消化管疾患の外来患者の総数は約,,293人と推定されています。消化管疾患は心血管、呼吸器、代謝疾患より多く、現代日本を代表する疾患といえます。中でも胃食道逆流症は以前は頻度の低い病気でしたが、病気認知度の上昇、食生活の欧米化、日本人の胃酸分泌能力が高くなる、またピロリ菌感染率が減少し元気な胃を持つ人が多くなったことなどから、患者数は増加しました。現在では成人の10~20%が本疾患に罹患していると推測されます。
可視総合光線療法や日光浴には元来胃腸強化作用があり、虚弱体質の人を元気にする療法として使われてきました。
『光線研究 第631号』令和4年4月1日 一般社団法人 光線研究所発行