股関節痛
81歳 女性 主婦
◆症状の経過
77歳時、重い物を持った後から左股関節、左膝痛が出現。整形外科のレントゲン検査では股関節症の初期で、湿布と鎮痛剤を処方された。イスから立ち上がる時や5分以上の歩行で痛みが出た。この様子をみた知人から光線治療を勧められ当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使い、両足裏部⑦・両膝部②・膝裏部・左鼠径部㉓・左股関節横から各10分間照射、腰部⑥5分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日治療。治療1ヵ月後、歩行時の股関節痛が軽くなった感じがあった(VAS 9/10)。治療2カ月後、歩行時の痛みが大分軽減(VAS 6/10)。治療3ヵ月後、股関節痛はさらに軽減し((VAS 4/10)、膝痛はなくなった。治療6ヵ月後、左股関節痛は臀部に限局してきた。治療1年後、左股関節の痛み、そけい部が痛くなったり、臀部が痛くなったり変動していたが、痛みは(VAS 2/10)わずかにあった。その後は大きな変化はなく、3002-5000番、1000-3001番に変更し、治療した。治療4年後の現在、股関節痛は解消し、元気に生活している。
※VAS : 痛みを数値で評価、痛み無しを0/10、最大の痛みを10/10で表す。
『光線研究 第629号』令和3年12月1日 一般財団法人 光線研究所発行