
歯周病・へバーデン結節
67歳・男性/171cm・65kg
◆症状の経過
半年前から右上の歯茎が膿み、夏場からひどくなった。歯科で抜歯せずに治療していたが、膿むことを繰り返し、抜歯を勧められた。歯茎を押すと痛みがあるが、食事では痛みは無いため抜歯したくなかった。光線は両親の代から愛用。自宅治療で治療用カーボン3001-4008番で歯茎のみ直接照射した。照射後2時間ほどは膿みが治まるが、また元に戻る状態であった。加えた1年前からへバーデン結節で指先が変形し、特に中指が痛んだ。寝起きに動くが悪く、痛みが強かった。光線治療で小指の不調は改善した。光線照射で一時的にでも症状が改善したため、より効果的な治療法確認のために当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボン1000-3001番で両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤(以上集光器使用せず)、左右中指(2号集光器使用))3001-4008番で右奥歯茎(3号集光器使用)、各5~10分間照射。
◆治療の経過
体質を改善するうえで下肢や腹部の関節照射は重要であると説明を受けた。関節照射部位を含めて自宅で光線照射を続けた。歯茎は徐々に膿むまでの時間が長くなり半日程度効果が続いた。中指は、照射中から効いている感じがして、日ごとに痛まなくなった。歯科治療では、右上の歯の神経1本を抜いたが、抜歯せずにすんだ。膿みが治まった治まったので治療サボっていたら半年後に再び膿んできた。改めて光線治療に励むと、腫れは軽減し痛みは治まった。中指は、変形はあっても痛みは無い状態を維持している。歯科治療とともに光線治療を継続している。
『光線研究 第627号』令和3年8月1日 一般財団法人 光線研究所発行