パートナーアニマルへの光線照射
パートナーアニマル(ペット)に対する光線治療は、重篤な状態に陥ってから行われる場合が多いが、カーボン設定、照射距離、照射時間はどは、人に対するように厳密でなくてもよい。ペットは体毛・羽などに覆われている場合が多いが、そのまま照射し、関節照射は、基本的には全身、または腹部に対して行う。直接照射は、可能ならば患部に集光器を用いて照射を行う。
初めて照射する場合には、光線治療器を操作する音、カーボン発行開始時のパチパチ音、集光器の装着時のカチャカチャ音などに警戒心を持たれやすい。一度警戒心を持たれると光線治療嫌がり、その後の治療継続が難しくなる場合もあるので、配慮が必要である。
<具体的な注意点>
①発光開始時は、ペットに見せないようにする。
②初めての治療は、カーボンを発行させた状態で遠めから、体全体に怖がらせないように照射する。
③治療になれるまでは、集光器は使わない。
④だっこできる場合は、だっこして照射する。
⑤尻尾や体毛・からだが照射貴近づきすぎないように注意する。
⑥照射距離は、治療に慣れるまでは遠めで行う。治療に慣れてきたら、徐々に嫌がらない範囲で近づける。
⑦照射時間は最初は短めで行い、治療に慣れてきたら、嫌がらない範囲で照射時間を延ばしてもよい。
⑧照射を嫌がる部位は無理に照射しない。
⑨照射時は、家人が必ず付き添うこと。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修