子宮体ガン術後、転移の痛みが軽減した
神奈川県/67歳・女性・主婦
53歳のころ、お腹の痛みと不正出血がときどき起きるようになりました。しかし、夫の仕事の手伝いで忙しく、病院へは行きませんでした。
55歳のとき、ようやく婦人科を受診し、検査の結果、子宮体ガンと診断され、すぐに子宮の全摘手術と周囲リンパ節廓清を受けました。手術後、抗ガン剤治療を勧められましたが、副作用が怖かったので断りました。
その後の経過は順調でしたが、64歳のときに肛門の痛みを感じ、その痛みが徐々に左側のお尻に移動してきました。不安に思って病院で検査をすると、左骨盤と肺へガンが転移していることが判明しました。
今回はもう手術ができないので、左骨盤部への放射線治療を受けましたが、副作用で嘔吐がひどく、3回受けたところで中止しました。
それ以降の3年間、歩くのは平気なのですが、夜中にお尻が痛み、途中で何度も起きるので、慢性的な不眠になりました。何とか痛みを止めようと、さまざまな痛み止め薬を試しました。しかし、それらの薬を飲むと副作用でひどい便秘になりました。そのころ、私の悩みを聞いてくれた知人が、光線治療を教えてくれたので、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
ある日お尻の痛みが強くなることがあり、久しぶりに痛み止めを飲みましたが、心配した便秘になることはありませんでした。
その後は、知人から治療器を借りて、自宅治療を始めたところ、夜中の痛みが軽く感じる日が出てきました。痛みが強いときは痛み止めを使うのですが、以前のようなひどい便秘になりませんでした。現在も、痛みが強いときは我慢をせず、痛み止めを飲みますが、光線治療を始めてからは便秘にはならず、とても助かっています。
◆光線治療
治療用カーボン:1000-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・肩甲骨間部⑫・左臀部⑭を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・腰部⑥・左右下腹部㉓㉔・後頭部③を各5分間照射。⑦①②⑥は集光器使用使用せず、⑫⑭㉓㉔③は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修