
網膜静脈分枝閉塞症の経過が良好です
静岡県/78歳・男性・無職(報告者・妻)
ほとんど毎晩、休む前に光線治療のお世話になり、お陰さまで落ち着いて生活しております。
このたびは78歳の夫のご報告です。夫はずっと眼がよくて、眼には自信があるせいか、パソコン、ビデオなど機械ものが大好きで、読書も好きでした。
ところが、昨年10末、車を運転していく遠くが見えにくくなり、視野も狭くなり、右眼がかすむようになりました。
驚いて受診した眼科で、「網膜静脈分枝閉塞症で、黄斑部が浮腫を起こしている」と診断されました。幸い左眼のほうは正常でしたが、右眼はいちばん見えるところで視力0.4.上部、3分の2はかすみがかったような状態でした。
すぐにレーザー治療を受けましたが、変化がありません。次に血管壁を強くする薬を1カ月服用しましたが、これも変化がなく、さらに黄斑部の腫れを軽減する薬を眼の中に注射すると言われました。必ずしも効果が出るわけではなく、数ヵ月でまた腫れてくるので、繰り返し注射するしかないとのことでした。
そこで、日々使っている光線治療がこの病気にも使えないかと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談しました。「眼科の治療と併用されることで、経過をよくすることに役立ちます」との返事をいただきまいした。
処方をいただいてから、ほとんど毎日照射いたしました。最初の眼球注射を受けて1~2カ月でまた黄斑部が腫れてくると言われていましたが、4ヵ月後の検診でも腫れはなく、視力も0.4から0.7まで回復し、かすみも減りました。
現在の状態を維持するために、夫にはこれからも光線治療をしっかり続けてもらおうと思います。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦を10分間照射、両膝部②・肝臓部㉗・後頭部③・右こめかみ部㊲を各5分間照射。⑦②は集光器使用使用せず、③は1号集光器使用、㉗㊲は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修