
舌の引き裂かれるような痛みが治った
東京都/55歳・女性・主婦(155cm、70kg)
昨年の春、コーラを飲んだときに、舌の左側に電流を流したような痛みを感じました。そのときは炭酸の刺激のせいかなと、あまり気にしていませんでした。
ところが、やがて普通の飲食時にも、舌の痛みが出るようになりました。舌の左側に飲食物が触れなければ、さほど痛みは出ないので、できるだけ、舌の左側の部分を使って、何とか食べていました。それでも、完全に舌の左側に当たらないようにはできず、またその痛みもだんだん激しくなり、舌を引き裂かれるような強い痛みに変わってきました。
とうとうがまんできないほどの痛みが始まり、昨年の秋、近くの病院を受診しました。検査の結果、舌咽神経(舌の味覚や動きを支配している神経)が血管に圧迫されて起こる舌咽神経痛だろうとの診断でした。
医師からは、「この病気は手術しないと治りません。また、舌咽神経の周囲にとぐろを巻くようにして、問題になっている血管が張りついているので、大変むずかしい手術になります」と言われました。私は、手術をするという突然の話で驚いてしまいました。
とりあえず、手術は保留にしてもらい、テグレトールという薬(抗痙攣薬)で様子を見ました。
最初の2週間は効いている感じでしたが、3週間目以降は、痛みを抑える効果がなくなりました。
そこで、以前ときどき使っていた光線治療器を思い出しました。自己流で照射を試してみると、痛みがやわらぐ感じがあったので、本格的に光線治療を行なおうと貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
貴所で指示された通り、自宅で光線治療を続けたところ、徐々に舌の痛みが軽くなり、治療3カ月過ぎたころには、完全に痛みがとれました。
本当にうれしかったです。手術しないと治らないと言われていた舌咽神経痛を、光線治療で治していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私にはまだ糖尿病もあるので、光線治療はこれからも続けていきたいと思います。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・舌部(患部)を各10分間照射、両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、舌部(患部)・④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修