間質性膀胱炎による痛みが軽減した
神奈川県/56歳・女性・主婦
結婚後しばらくは、夫と二人で生活していましたが、46歳のときに、一人暮らしをしていた義母と同居をすることになりました。
また、同じころ、一人暮らしの実母の具合が悪くなったので、同居の義母と具合の悪い実母、二人の面倒を同時にみる生活が始まりました。
疲れがたまっていたせいもあり、52歳のときに膀胱炎にかかりました。すぐに治るだろうと、病院で治療を受けたのですが、頻尿(多いときは1日20回以上)や排尿時の下腹部の痛みはなかなか治りませんでした。
排尿時の痛みは徐々に悪化して、尿を出し終わるときの痛みは声が出てしまうほどつらく、さらに尿がたまってくると、針をさすような下腹部の痛みや、がまんできないほどの尿意なども加わり、とても不安でなりませんでした。
病院での治療を始めて10ヵ月後、抗生物質が効かない間質性膀胱炎という診断を受けました。「この病気を完治させることはむずかしい」と主治医に言われ、とてもショックでした。それから3年ほどは痛み止めの薬で様子を見ましたが、思うような効果は得られませんでした。
いろいろ悩んだ末、以前、実母が自宅で使っていた光線治療を思い出しました。この病気に少しでも効果があればと考えて、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、アドバイスをいただきました。
毎日自宅で光線治療をしながら、貴所へ通院することにしました。
初めて光線治療を受けた日の夜は、排尿時の下腹部の痛みがなく、いつもより尿の量が増えたような気がしました。
下腹部の痛みがひどくなってからは、痛みがひどくて外出を控えていましたが、光線治療を始めてから1ヵ月後には、少しずつ通院以外の外出ができるようになってきました。また尿がたまってくると出ていた、針を刺したような下腹部の痛みも少しやわらいできました。
光線治療を始めて半年が経過した現在でも、寒い日や疲れがたまったとき、排尿時や尿がたまったときは、下腹部に痛みを感じることはありますが、それでも以前に比べると痛みは軽く、何とか症状は悪化せずに過ごせています。
今後も悪化しないように、光線治療を継続していこうと思っています。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・腰部⑥・左右下腹部㉓㉔を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・後頭部③を各5分間照射。⑦⑥①②は集光器使用せず、㉓㉔③は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修