アルコール性肝炎、肝硬変が改善した
群馬県/69歳・男性・無職
私は若いころからお酒が好きで、1日平均2~3合、多いときには5合飲むこともありました。
42歳のときに、急にお腹に水がたまり、苦しくなって入院しました。また、50歳のときには、過度の飲酒が原因で、嘔吐や吐血をして緊急入院という経験もしました。
会社の健康診断では、「肝機能の数値が毎年基準値よりも高い」と指摘されましたが、あまり気にせずに、今まで通りの生活を続けていました。
しかし、仕事も一段落した62歳のとき、内科で精密検査を受けたところ、アルコール性肝炎による肝硬変と診断されました。また、脾臓が肥大しているのと、割合大きめの食道静脈瘤が見つかりました。
血液検査で調べた肝機能の数値は、γ-GTPが218IU/ℓ(基準値50IU/ℓ以下)、血小板数は5万/μℓ(基準値15~35/μℓ)で、血小板は基準値の半分以下でした。「これまでと同じ生活、とくに飲酒を続けていたら肝硬変が進行して肝臓ガンになり、命にもかかわりますよ」と、医師から注意されました。
この出来事をきっかけに、自分のからだのことを考え始めて、好きなお酒をやめました。病院では、強力ネオミノファーゲンシ(慢性肝炎の炎症をとり、進行を抑える薬)を定期的に注射しました。
また、自宅で使っていた光線治療器を思い出して、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。貴所で診察を受け、肝硬変のための照射方法を教えていただきました。
それからは毎日は、自宅で処方通りの光線治療を行いました。すると3年後の検査では、血小板数が7万5000/μℓまで増え、γ-GTPは55IU/ℓとほぼ基準値の範囲内となりました。
それとともに、両足に強いだるさがあり、外出が億劫だったのが、光線照射でむくみが減って、足が軽くなり、外出するのも平気になりました。
現在69歳になりましたが、毎日欠かさず光線照射を続けているお陰で、とても元気に過ごしています。肝硬変の治療に光線治療を併用したことで、これほどの効果が得られたことにも驚いています。
これから健康を維持できるように、光線治療を継続しています。
◆光線治療
治療用カーボン:4001-6000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・背正中部㉘・肝臓部㉗を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・腰部⑥・後頭部③を各5分間照射。⑦①②⑥は集光器使用せず、㉘③は1号集光器使用、㉗は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修