乳児の大やけどがきれいな肌になった
東京都/1歳・男児(報告者・母)
もう50年前も昔のことです。息子がまだ1歳くらいのとき、冬の寒い時期でした。私の不注意でストーブにかけていたやかんの熱湯を、息子の半身にかけてしまいました。あわてて服を脱がせると、皮膚がべりべりと剥がれてきてしまいました。
息子は狂ったように泣き叫びます。病院でやけどの治療を受け、「残念ながら、息子さんのやけどの痕は残ります」と言われました。大ショックを受け、自分の不注意を責めました。
そんなとき、どなたからだったか、光線治療がやけどにとてもよいということを聞き、すがる気持ちで、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に息子を連れて行きました。
それが、光線治療との出会いです。パーマのお釜(ドライヤー)のような治療器でカーボンを燃やして、スパークした光線をからだに当てるのを見たときは、本当にそんなもので効果があるのかと、正直なところ疑問に思っていました。
ところが、治療帰りの車の中で、息子はsこぶるご機嫌で元気な様子なのです。ずっとやけどのせいでぐずっていたのに、それには驚きました。
光線治療の効果を実感したので、それからしばらくは熱心に治療に通いました。お陰で、息子のやけどはケロイドにならずにすみ、すっかりきれいな肌に戻りました。
自宅用に治療器を求めて、からだに不調があると、何でも光線治療で治してきました。息子も夫も、ずっと光線治療のお世話になっております。
10年前には、私が脊柱管狭窄症になりました。5分間も立っていられず、10mも歩くと足がジンジンしてきて、100m歩くのがやっとで、泣きたいくらいの痛みが続いて大変でした。
しかし、息子のひどいやけどが治ったので、光線治療には少しの疑いもありません。根気よく治療を続けたところ、痛みもしびれもすっかりとれて、ダンスを楽しめるまでに回復しました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修