友人の細菌性髄脳膜炎が改善した
大分県/60歳代・男性(報告者・友人)
友人が昨年の夏ごろ、脳膜炎で倒れました。
昨日、奥さんにうかがうと、細菌性髄脳膜炎による感染症仮性動脈瘤で入院中とのことでした。
細菌が左下腹部の動脈を食い荒らしており、左足に流れる血管がやられ、もう1本の細い血管につないでいる。また、歩くのも不自由な状態で、お腹のあちこちを痛がっており、細菌を殺す薬を投与したものの、まだ細菌がどこかに隠れており、効果が上がらない。医者が「神頼み」みたいなこと言っている……と。本当に心許ないと、奥さんは落胆していました。
そこで、私が長年使っている光線治療器が、この病気治療に役立つかどうか、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に手紙で問い合わせました。
貴所からは、「細菌性髄膜炎の治療例がないので、効果は不明ですが、光線治療は炎症を抑える作用があり、試す価値はあると思います。ただ、炎症が強くなるような陽性反応が出る可能性があるので、慎重に行う必要があります」と言われて、具体的な光線治療の処方をいただいきました。
友人は3ヵ月入院していた病院から転院することになり、ちょうど7日間の一時退院中でした。
その間を利用して、自宅での光線治療を試してみました。本人は大変気分よく、強い反応もないので、照射時間を2倍にして6日間治療しました。
そして、再入院予定の病院で、血液検査を受けたところ、医者が大変驚いたそうです。炎症反応(CPR反応、基準値は0.3mg/㎗未満)が2.3から1.2に下がり、かなり増えていた白血球数も少なくなっていました。
よい方向に向かっているので、再入院はせず、投薬でしばらく様子を見ることになったそうです。腹部の痛みもなくなって、本人ももちろん、奥さんも大変喜んでいました。
光線治療で細菌に対するからだの抵抗力が高まった結果だと思われます。本人は少し安心したのか、あるいは私に遠慮してか、光線治療を少し休みたいと言っていますが、症状が安定するまで続けるように勧めています。
「あとは神頼み」とまで言われた友人の病気に、わが家の光線治療器が役立って、とてもうれしく思っています。ありがとうございました。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-5000番。
照射部位・時間:1回目は両足裏部⑦を10分間照射、腹部⑥・腰部⑥を各15分間照射。⑦⑤⑥は集光器使用せず、③が1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修