
パーキンソン病の右手のふるえが軽減
東京都/79歳・男性・僧侶
2年前から右手がふるえるようになりました。僧侶という仕事柄、筆字を書くことが多く、とても困っていました。また、足が踏み出しにくく、歩行にも支障が出ました。手足のふるえは、朝起きるときがいちばんひどい状況でした。
病院でパーキンソン病と診断され、1年間、ずっと処方された薬で様子を見ましたが、変化が見られないので、薬の服用を中止しました。
この病気は大変疲れやすく、寺の仕事への熱意も薄れ、ほとんど息子に頼り切りになりました。その後、担当医が変わり、以前と違う薬の服用を再開しました。わずかな効果を感じましたが、著名な改善までは期待できそうにありません。
そんな折、檀家になって間もない方から、光線療法を勧められました。早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、光線治療を受けました。
全身が温まり、気持ちがよかったので、通院を決意しました。そのころ、歩き始めの第一歩が出にくく、長く歩くとすぐに疲れが出ました。
光線治療で日中は第一歩目の踏み出しがよくなり、足の運びも徐々に改善してきました。
歩幅が広がり、手足のふるえが少なくなりました。以前より動きやすくなり、先日、久しぶりに友人と外での食事を楽しみました。
20回くらい通院すると、初めのうちはJR新大久保駅から貴所まで往復ともタクシーを利用していたのが、歩いて通院できるようになりました。とくに、光線治療を行ったり帰りは、からだ全体が軽くなり、とても歩きやすくなりました。
また、右手のふるえが少なくなり、毛筆で小さな字でもしっかり書けるようになりました。
病院の薬だけでは著明な効果が得られませんでしたが、光線治療と薬の服用を併用したことで、相乗効果が得られたと考えています。光線治療をご紹介くださった檀家の方と、貴所の医師、スタッフの皆さまに心から感謝いたします。
◆光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・右手部(患部)を各10分照射、両足首部①・両膝部②・後大腿部㉚・腰部⑥・頸椎下部㉜を各5分間照射。⑦①②㉚⑥は集光器使用せず、右手部(患部)・㉜は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修