大腿骨頭壊死が回復し、杖も不要になる
静岡県/67歳・女性・主婦(報告者・息子)
日ごろから妻が体調不良を改善するために光線治療を行い、大変重宝しています。さてこの度は、母のことを報告いたします。
昨年、母が路上で転倒し、大腿骨を骨折しました。地元の整形外科に入院して治療を受けました。退院して3ヵ月後、大腿骨頭壊死の疑いありと診断されました。大腿骨頭壊死とは聞きなれない病名です。インターネットで検索すると、何らかの理由により大腿骨頭(腿のつけ根部分の骨)への血流が阻害され、骨の一部が壊死(骨の組織が死ぬ)する難病であることがわかりました。
また、発症メカニズムがはっきりしないため、現在の医学では、死んだ骨を修復させる方法はないそうで、最終的には人工の骨を入れる場合が多いことがわかりました。知り合いの整形外科医に相談したところ、母の年齢を考慮すると、早期に人工骨頭に置き換える手術を行って、一刻も早くリハビリを開始することを勧められました。
ただし、人工骨頭に置き換えることで合併症を引き起こす恐れもあるとのことで、家族としてもどうしてよいか迷っていました。
股関節の専門外来のある総合病院でも見てもらいましたが、母の骨の状態は炎症を起こしているので、しばらく様子を見るように言われました。
そこで、素人の発想ですが、大腿骨の骨頭壊死が「骨への血流が阻害されることにより進行する」のであれば、血流を維持・改善する効果が期待できる光線治療がよいのではないかと思いました。
早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。「光線治療で大腿骨頭壊死の進行が抑えられた例や、改善している例もある」とうかがいました。貴所でご指示していただいた通りに、母の光線治療を続けました。
お陰さまで、その後は順調に回復して、1年経った現在では、杖も不要になり、車の運転もするようになりました。今は光線治療をしながら、定期的に病院の検査を受け、再発しないか経過を見守っているところです。人工骨頭の手術をせずにすんで、家族ともども大変感謝しております。
◆光線治療
照射部位・時間:両足裏部⑦・右足つけ根(患部)・右臀部横を各10分間照射、両膝部②・腰部⑥を各5分間照射。⑦②⑥は集光器使用せず、患部(右足つけ根・右臀部横)は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修