子宮ガン術後、抗ガン剤の副作用がほとんどなし
【治験症例 8】
子宮ガン
61歳・女性・主婦/身長155cm・体重47kg
◆症状の経過
もともと、こぶし(手拳)大の子宮筋腫があり、光線治療をよく行っていた。定期検診で子宮ガンの併発を指摘され、1年ほど前に子宮と卵巣の全摘手術を受けた。
子宮ガン術後は、抗ガン剤治療を行うことになった。日ごろから光線治療をよく行っていたが、娘が母の代理で当付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談に訪れ、次のように光線治療を行うことにした。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-3001番と、1000-4008番を交互使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)各15分間、左右下腹部㉓㉔(1号集光器使用)各30分間、左右咽喉部④(2号集光器使用)各10分間照射。
◆治療の経過
1週間入院し抗ガン剤を投与し、2週間休みで1クールという治療を6クール行った。抗ガン剤治療が休みの間は、
自宅でしっかり光線治療を行ったところ、抗ガン剤の副作用はほとんどなく、体力低下も見られなかった。体調もすごぶるよく、大病を患った感じがまったくなかった。
1年後、腫瘍マーカーが上昇したことから、そけい部リンパ節、腹部リンパ節への(転移)再発が疑われた。リンパ節の廓清手術後、再び抗ガン剤治療を6クール行った。このときも光線治療のおかげで、抗ガン剤の副作用はほとんどなく、白血球もあまり下がらなかったので、担当医に大変驚かれた。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著
腫瘍マーカー:ガン細胞が産生する物質で、血液中などで測定可能なもの
廓清手術:手術の際に、ガンを取り除くだけでなく、ガンの周辺にあるリンパ節を切除すること