87歳の現在も乳ガンの再発なく、元気
【治験症例 7】
乳ガン術後、膝痛
87歳・女性・主婦
◆症状の経過
55歳時、膝痛のため光線治療を始め、治療4ヵ月で痛みはとれた。65歳時に、膝痛、甲状腺腫の治療のため、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。自宅で光線治療を続け、膝痛は3ヵ月でよくなり、甲状腺腫は薬と光線治療の継続により3年で完治した。その後は光線治療をしなかった。77歳時、右乳房のしこりに気づき、当所を再診した。
◆光線治療
治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②各10分間、腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)各5分間、右乳房(2号集光器使用)20~30分間照射。
◆治療の経過
自宅で2ヵ月間光線照射を行ったが、精密検査で乳ガンの診断を受け、手術を受けた。術後も術前同様の方法で光線治療を続けた。冷えると暗部が痛くなるため、治療用カーボン3001-4008番も使用した。
82歳時、術後5年目の病院の検査では、光線治療継続のためか、とくに異常はなかった。
87歳の現在も乳ガンの再発はなく、元気である。膝痛がときどき出るの光線治療は継続している。光線治療を続けたお陰で、甲状腺腫、胃ポリープ、高脂血症などがよくなった。骨量の検査も非常によい結果である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著