月経にともなう生理痛、片頭痛が消失
【治験症例 4】
月経前症候群、片頭痛
28歳・女性・会社員
◆症状の経過
初潮以来の月経不順で、月経前や月経中は頭痛がひどかった。病院では月経前症候群、片頭痛と診断され、鎮痛剤を頻回に服用していた。頭痛ははげしいときは寝込むこともあった。母親も頭痛持ちで若いころは生理不順であったという。
鍼灸、整体、漢方薬などさまざまな治療を受けたが改善せず、将来の結婚・出産を考えて、しっかり治療しようと思い、親戚の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・左下腹部㉓・右下腹部㉔・腰部⑥各10分間、後頭部③5分間、頭痛部位の左こめかみ部㊱に10分間照射。⑦①②⑥以上集光器使用せず、㉓㉔③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行った。治療初期はだるさや腰が重く感じるなど陽性反応が見られたが、治療1ヵ月で足腰の冷え、肩こり、腰痛、むくみは楽になった。治療開始後、最初の月経時は軽くすんだ。
治療3ヵ月前後で便秘も解消し、毎日排便できるようになった。治療半年で生理痛、片頭痛はほぼ出なくなった。治療3年目の現在、睡眠不足や過労で月経前や月経中の調子は多少悪くなるものの、以前のような苦痛はなく、風邪を引くこともなくなり、経過は順調である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著