子宮内膜症が改善し、冷えや腰痛も軽快
【治験症例 3】
チョコレートのう腫
31歳・女性・会社員
◆症状の経過
元来、生理痛が強く、しだいに月経困難症の症状が増強し、29歳時に子宮内膜症と診断され、右卵巣チョコレートのう腫の手術を受けた。しばらくはホルモン療法を行ったが、下腹部痛の改善はなく、のぼせや倦怠感、うつ状態ななどの副作用が強く、ホルモン療法は中止した。
31歳時、子宮内膜症が再発し、腰も痛く、精神的な不安もあるので光線治療を希望し、知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・左下腹部㉓・右下腹部㉔・腰部⑥各10分間、後頭部③5分間を照射。⑦①②⑥以上集光器使用せず、㉓㉔③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
光線治療を開始3ヵ月目から、冷え症や腰痛は徐々に楽になった。腹部の張った感じがなくなり、睡眠や便通も良好になった。治療5ヵ月目からは、倦怠感、不安感が少なくなった。治療開始から2年後には、病院の婦人科検査で、子宮内膜症は改善していると診断された。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著