卵巣のう腫が縮小し、手術せずにすんだ
神奈川県/33歳・女性・主婦
20歳までは生理は順調でしたが、30歳ごろより生理のたびに発熱や腹痛や胃痛を起こすようになりました。最初は、生理が始まって1、2日間だけの症状で、痛みもがまんでき、普通に仕事をしていました。ところが、だんだん痛みが強くなり、市販の鎮痛薬だけではがまんできなくなりました。痛む期間も生理前から1週間続くようになり、会社を休む日も出てきました。
3ヵ月前、思い切って婦人科を受診しました。検査の結果、右卵巣のう腫で大きさが10cmありました。手術した方がよいと勧められましたが、とりあえず3ヵ月間ホルモン剤で生理を止め、経過観察となりました。3ヵ月後の検査では卵巣のう腫の大きさに変化は見られませんでした。生理痛がない分、からだはいくぶん楽だったので、さらに3ヵ月間ホルモン剤治療を継続しました。しかし、主治医からは、3ヵ月後に改善がなければ手術を考えるようにと言われました。
そんな折、久しぶりに会った姉から、以前、光線療法で卵巣のう腫が小さくなったと聞いて、早速貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次のアドバイスをいただきました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・腰部⑥・右下腹部㉔を各10分間、両足首部①・両膝部②・左下腹部㉓・頭部③を各5分間照射、①②⑥以上集光器使用せず、㉓㉔③以上1号集光器使用を使用する。また、からだの冷えが強かったので、⑦①②(とくに⑦)はしっかり照射して冷えのないようにすること、早めにベッドに入り、睡眠時間を十分確保するようにと、アドバイスもいただきました。
姉に光線療法器を借り、毎晩寝る前に照射しました。
光線照射の初日から寝つきがよくなり、睡眠が深くなりました。照射1週間目には、いままで仰向けになると右下腹部が突っ張って痛みがあったのがよくなり、仰向けの姿勢で眠れるようになりました。
照射1ヵ月後の検査では、初めて卵巣の腫れがひと回り小さくなっていると言われました。照射2ヵ月目には足の冷えがとれ、からだが温かくなった実感がありました。腹部の不快感も消失し、疲労感も徐々に改善しました。照射3ヵ月後の検査では4cmに縮小しており、もう手術の必要はないと診断されました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著