眼圧が下がり、緑内障の進行が止まる
【治験症例 8】
緑内障・高血圧症
51歳・女性・主婦/身長160cm・体重62kg
◆症状の経過
50歳時、右目が赤くなったので眼科を受診し、緑内障と診断された。眼圧は左右とも28mmHgあり、点眼薬を処方された。また、47歳ごろから血圧が高くなり、降圧剤を服用していた。血圧値は降圧剤を服用しても、最低血圧が90mmHgを超えることが多かった。
眼が疲れやすく、これから先も緑内障による視力障害や失明の不安などが不安であるため、友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)・肝臓部㉗(2号集光器使用)各10分間、後頭部③(1号集光器使用)・左右こめかみ部㊱㊲(以上2号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
光線治療を購入して、毎日自宅で治療を行った。以前は夕方になると足がむくむことが多く、靴が窮屈になったいたが、治療をはじめてまず気づいたことは、むくみが少なくなったことである。
治療6ヵ月後には、眼が重い感じなど眼精疲労はなくなり、眼圧が右17mmHg、左15mmHgで低下し、血圧も155/82mmHgに下がってきた。
治療4年後の現在、眼科の定期検診で、視力は右1.0、左0.8である。眼圧は右15mmHg、左13mmHgと正常範囲と言われ、緑内障の進行は見られていない。血圧は150~130mmHg/90~82mmHgと安定している。
光線治療は治療前に思っていたより効果があり、心から感謝している。まだ油断をせず光線治療は継続している。
◆コメント
緑内障は眼圧の上昇により視神経が圧迫、障害され、視野が狭窄し最後には失明に至る病気である。 本千絵kン例は全身的な照射により、眼圧ならびに血圧をコントロールすることができた。治療4年後の末梢血液循環の得点は、実年齢より10歳若い血行状態であり、全身の緊張がとれリラックスした体調を示している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著