寄生虫感染症による網膜の炎症が改善した
佐賀県/30歳・女性・主婦
一昨年の春に長男を出産しました。初めての子育てで戸惑いも多く、最初の1年間は、慢性的な睡眠不足で体力も低下してしまいましたが、ゆっくり休む暇はありませんでした。そのころから、右眼が何となく見えにくく感じ始めました。しだいに症状がひどくなり、とうとう右眼は霧の中で物を見ているようになってしまいました。
私は子どものころから近視で、右眼がぼやけるために眼の疲れから、慢性的な肩こりでしたが、眼の奥やこめかみ付近に痛みを感じるようになりました。自然に治る気配もないので、近所にある数件の眼科を受診しましたが、はっきりした原因はわかりませんでした。
最終的に、大学病院で寄生虫(トキソプラズマ)による感染症と診断されるまで、1ヵ月以上もかかりました。そのころには、右眼はメガネをかけてもほとんど何も見えない状態で、このまま完全に失明するのではないかと非常に不安でした。病院からは「抗菌剤を2ヵ月間服用してください。副作用で肝臓や腎臓を悪くする場合もあります」と言われたので、何とか薬なしで治らないものかと思い悩みました。
光線療法は、結婚前に実家で折にふれて使っていましたが、結婚後はとんと遠ざかっていました。今回、急遽実家から治療器を送ってもらい、光線療法を始めることにしました。貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に問い合わせ、すぐに次のようなアドバイスをいただきました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥・左右下腹部㉓㉔・肝臓部㉗・後頭部③・右眼部⑯各5分間照射。⑦①②⑥以上集光器しようせず、㉓㉔③⑯以上1号集光器使用、㉗2号集光器使用というものです。
光線照射を始めて2週間ほどで、「あらっ」と思うほど急にはっきり見えるようになりした。初めは3日間だけは病院の処方薬を服用しましたが、あとはほとんど飲みませんでした。病院の先生は診察のたびに、「副作用もなく、非常に順調ですね」とおっしゃいましたが、薬はほとんど飲まなかったので、光線照射の効果には考えられません。
照射1ヵ月後には、病院から完治の診断が出て、「念のため毎月1回、近くの眼科で視力検査を受けるように」と言われました。大学病院には4回の通院ですみ、その後の半年間は毎月近くの眼科で視力検査を受け、メガネを使用して両眼とも1.2の視力を保っています。
うれしいことに、光線照射を始めてからは、いつの間にか疲労感や肩こり、頭痛もしなくなり、体調もよくなりました。いまや、光線療法なしでは一日もすごせません。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著