眼底出血が改善、視力も0.5まで回復
【治験症例 3】
糖尿病性網膜症
73歳・女性・主婦
◆症状の経過
52歳ごろから糖尿病があり、72歳時からインスリン注射を始めた。同じころ、糖尿病性網膜症を指摘され、眼の見え具合は悪くなかったが、レーザー治療を受けた。その後、73歳の2月に右眼視野が急にピンク色に見えるようになり、検査の結果、右眼の眼底出血と診断された。
病院からは点眼薬による治療でしばらく様子を見て、いずれは手術を行う予定だと言われた。
以前から、糖尿病治療のために当付属診療所(光線研究所付属診療所)の指導を受けていたが、限定出血を起こしてからは指導書を参考にして、自分で次のように眼の光線治療を追加した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③各5分間(1号集光器使用)照射。追加治療として、3001-5000番を使用し、顔(眼・鼻)部⑯(眼を閉じて、1号集光器使用)を10分間照射。
◆治療の経過
眼の光線治療を追加してから、それまでピンク色に見えていた視野全体の色が徐々に薄くなった。
治療5ヵ月後には、ややかすんで見えるくらいまで改善した。その後、当所(光線研究所付属診療所)の指導により、左こめかみ部㊱5分間、右こめかみ部㊲10分間の照射を追加した。
さらに、その5ヵ月後には眼底出血も完全に治癒して、裸眼で0.1以下に落ちていた視力も、0.5まで回復し、運転免許の書き換えも問題なく更新できた。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著