糖尿病による眼底出血、白内障が改善した
東京都/65歳・女性・主婦
50歳のとき、会社の健康診断で糖尿病を指摘されました。当時は空腹時の血糖値が260mg/dlありました。体重も身長152cmに対して60kgもあり、少しでも減量するように言われましたが、なかなか実行できませんでした。
2週間の糖尿病教育入院中に3kg減量し、以後半年間に4kg減って、53kgになりましたが、それ以下にはなりませんでした。しかし、経口薬を使用していれば空腹時の血糖値は、ほぼ120mg/dl以下で安定していたので、主治医からは「この状態を続けていけばまぁよろしいでしょう」と言われていました。60歳で定年退職するまでは、生活のリズムもついていたので、とくに合併症もなく安定していました。ところが、退職時は咳圧のリズムが乱れたのか、体重、血糖値ともにじわりじわり上昇するようになりました。
62歳のときには、体重が55kg、空腹時の血糖値が150mg/dlを超えるようになり、だんだん眼も見えにくくなりました。そこで眼科で検査を受けたところ、加齢による白内障が始まっており、同時に糖尿病による眼底出血も見られました。眼底出血はレーザー治療を受けましたが、「このままでは、また出血しますよ」と言われ、どうすればよいのか悩んでいました。
たまたま知人から、光線療法により血糖値が安定したという話を聞き、早速貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。そこで、糖尿病だけでなく、白内障も改善した人の話を聞き、次の処方にしたがって自宅光線照射を行いました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)各5分間、背正中部㉘10分間、後頭部③・顔(眼・鼻)部⑯(以上1号集光器使用)各5分間照射しました。
1回照射しただけで目の前がパット明るくなり、とても見やすくなりました。光線療法の効果に驚くとともに意欲も湧き、照射を継続しました。
当時は3ヵ月ごとに眼科に通院していましたが、眼底出血の再発はなく、白内障の進行も止まったので、6ヵ月後には
「1年に1回検査をすればよいでしょう」と言われました。
血糖値も上昇することはなくなり120mg/d l以上にならなくなりました。現在、光線照射開始後3年になりますが、体調もすごぶるよく、充実した毎日をすごしています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著