口も開けられなかった扁平苔癬がほぼ完治
【治験症例 3】
扁平苔癬/64歳・女性・主婦(自営業)
◆症状の経過
63歳のころ、急に口を大きく開けられなくなり、食物も飲み込みにくく、話もよくできない状態になった。その内、口の中がしみて痛むようになったので、近所の病院で診察を受けたところ扁平苔癬と診断され、うがい薬などで治療していた。また、同時に境界型糖尿病を指摘されていたので、以前から自宅に持っていた光線治療器を併用しようと思い立ち、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)・背正中部㉘(1号集光器使用)各10分間、左右咽喉部④各5分間、口中部⑧(以上2号集光器使用)5~10分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を行い、治療3~5ヵ月で口の中の痛みやしみる感じはなくなり、口を大きく開けられるようになった。治療7ヵ月で症状は改善し、担当医もよくなっていると説明していた。治療1年2カ月後の現在、扁平苔癬の症状はほぼ完治の状態となった。一方の糖尿病のほうは、一時血糖値などは改善したものの、また上昇傾向にあるので、さらに光線治療を継続している。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著