口の中がただれる扁平苔癬が改善した

 埼玉県/77歳・女性・主婦

 私は戦争未亡人です。3人の子どもを育て上げたあと、ひとりで気ままに暮らしていました。

 70歳ごろまでは大病もなく元気でしたが、その後、高血圧や白内障、全身の皮膚病(乾癬)になり、病院で治療を受けていました。

 77歳のとき、長年の疲れや兄がなくなったことのストレスがもとで不眠症になり、寝る前に薬(睡眠導入剤)を飲んだりしても、布団に入ってから1時間くらいは寝つけず、熟睡もできない状態でした。

 また口の中が、口内炎のようにただれてなかなか治らなず、病院で診てもらったところ「口内炎の一種の扁平苔癬という病気です。慢性化しやすく治りにくい病気です」と言われました。

 病院では薬をもらいましたが、まったくよくなりません。からいものや熱いものが口の中でしみ、痛みもあって、食事が満足にとれない日々が続きました。

 半年あまりもこんな状態が続き、からだが弱ってきて困っていたところ、娘に光線療法を勧められました。

 早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次の指導をいただき、娘の光線治療器を借りて照射を始めました。 

 治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部⑦10分間、両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③(1号集光器使用)各5分間、口中は2号集光器で5分間、さらに3号集光器(ガラス管)で扁平苔癬の患部を10分間照射しました。

最初は半信半疑の気持ちで、とりあえず1ヵ月間照射を続けましたが、何の変化もなく、再び貴所(光線研究所付属診療所)を受診し、「口中の照射時間を延ばすこと、前額部⑮(2号集光器使用)10分間の照射追加」という指導を受けました。

すると、前額部の光線照射を追加してから、いままで薬を飲んでもよく眠れなかったのが、光線照射をするとすぐに寝つくようになり、眠りも深くなりました。

 睡眠がよくとれるようになったこと、口中の照射を延ばしたのがよかったのでしょう。徐々に扁平苔癬の症状も改善してきて、口の中の痛みやしみることがなくなり、半年後の病院の診察でも「治っている」と言われました。それ以来、私はすっかり光線療法のファンになってしまいました。現在はまだ乾癬という皮膚病があり、全身あちこち赤くなり、かゆみも出やすいので、治療用カーボン3000-3002番や4000-4002番を使用しています。

 光線療法をしっかり続けていると、皮膚のかゆみも治まり、赤みも減ります。

 いまはもう80歳をすぎましたが、光線療法のお陰で元気にすごしております。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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