メニエール病、前立腺肥大症が改善

【治験症例 4】

 メニエール病、前立腺肥大症、腰痛

 65歳・男性・身長170cm・体重62kg

◆症状の経過

 生来のアレルギー体質で気管支や耳が弱く、一年中咳が出たり、軽い中耳炎になることが多かった。ときどき、耳鼻科に通院して、中耳炎の治療を受けていた。

 60歳ごろからめまいがひどくなり、耳鼻科でメニエール病と診断された。薬の服用でめまいはいくらか減ったものの、それ以上の伸展がなかった。そのほかにも前立腺肥大症(夜間尿2回)、腰痛の持病もあり、知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥・前立腺肥大部㉖各10分間、肩甲骨間部⑫・左右咽喉部④・左右耳部⑰⑱各5分間照射。集光器使用せず、⑫1号集光器使用、㉖④⑰⑱以上2号集光器使用。

◆治療の経過 

 自宅で光線治療を毎日続けた。治療1ヵ月後、めまいは多少減った。しかし、腰痛、夜間尿2回は変化が見られないため、両足裏部⑦の照射を30分間に延長した。

 治療3ヵ月後、足が温まって、腰の痛みは半減し、夜間尿は1回に減り、睡眠もよくとれるようになった。治療半年後、気管支の喘息がいつの間にかよくなり、同時にめまいも出なくなった。

 治療1年半後の現在、ときに腰痛が出たりもするが、めまいはなく、体調も良好である。視力は左右とも2.0で眼鏡の必要がない。

◆コメント

 メニエール病には、めまい、難聴、耳鳴りの症状がある。原因は内耳のリンパ水腫によるものと思われている。なぜリンパ水腫になるのかははっきりしないが、ストレスが関係するといわれている。光線治療はメニエール病に効果がある。

 それには、本治験例のように、患者に鼻、咽頭、気管支に炎症があること、からだが冷えていることなどが関係している。耳管などの炎症が耳部全体に及び、そのためにめまいなどの症状がでると考えられる。

 これらの病態に対しては、光線治療による光と熱エネルギーの補給は合目的であり、血行改善とともに炎症を速やかに鎮静化して、これらの症状を改善する。

●血圧(mmHg)

136/67(初診時)→ 129/71(1ヵ月後)→ 131/63(3ヵ月後)→ 116/59(半年後)→ 125/68(1年後)

●足裏温(℃)

右:28.3(初診時)→ 29.4(1ヵ月後)→ 30.2(3ヵ月後)→ 33.0(半年後)→ 32.6(1年後)

左:28.5(初診時)→ 29.7(1ヵ月後)→ 30.5(3ヵ月後)→ 33.5(半年後)→ 33.0(1年後)

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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