手術を勧められた咽喉白板症が改善した
東京都/67歳・女性・主婦
25年前に喘息を発病し、その後入退院と通院を繰り返していました。20年前に光線治療器のことを知りました。治療用カーボン3001-5000番を使用して喘息の光線照射を行ったところ、照射2回目で痰や粘膜の混じったヨダレのようなものがどんどん出て、それ以来喘息の症状が大変楽になり、現在に至っております。
ところが、今年の初め、声がかれて高い声が出なくなりました。のどのところに玉があるような感じがして、少し息が苦しいのです。病院の先生は、「喘息とは関係ない、そのうち治る」と言われました。それでも気になって、咽喉科の専門医に診てもらうと、咽喉白板症と診断されました。
この病気はガンになることもあると聞き、心配になりました。最初に診てくださった先生は「まだ早期なので、もう少し様子を見よう」と言われましたが、もう一人の先生は「もう高い声は出なくなるが、手術をしたほうがいい」とおっしゃるのです。
喘息で暗かった人生が、光線療法でやっと明るくっていたのに、とても残念で涙が出ました。カラオケの歌いすぎではないし、タバコもアルコールもやらないのに、なぜこんな病気になってしまったのでしょう。全身麻酔をすると元に戻らないこともあると友だちが言うので、恐ろしくて、不安でいっぱいでした。
そんなとき、光線療法を思い出し、手元にあった治療用カーボン3000番と5000番で2回照射してみたところ、少しよい感じがしました。
そこで、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)の先生に相談したところ、次ぎのような処方をいただきました。
治療用カーボンは1000番と5000番または3000番と5000番を使用し、両足裏部⑦(集光器使用せず)30分、左右咽喉部④中心に前・後・両横の4ヵ所(2号集光器使用)各10分間照射。
3ヵ月ほど光線照射をして、改めて病院で検査を受けたところ、すっかり治っていることが判明し、病院の先生が大変驚いていらっしゃいました。念のため、別の病院でも検査を受けましたが、そこでも完全に治ったと言われたので、とてもうれしい限りでした。
声も以前より美しく出て、思い切りカラオケを楽しんでいます。本当にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
◆コメント
WHO(世界保健機関)では、白板症は「摩擦によっても除去できない白斑で、他の診断可能な疾患に分類できないもの」と定義されている。原因がわからない場合がほとんどで、40歳以上の男性に多く、舌、口底、歯肉、口蓋など、どこにでも発症する。約10~20%が悪性化してガンになる前ガン病変である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著