アレルギー性鼻炎と肩こりが順調に改善

【治験症例 3】

 アレルギー性鼻炎、肩こり

 54歳・女性・会社員(営業職)

◆症状の経過

 若いころから、肩こりと冷えがたいへん強く、20年ほど前からアレルギー性鼻炎になり、鼻詰まりや鼻汁にも悩まされるようになった。友人に光線療法のことを聞き、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

 治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①各10分間、両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③各5分間、左右肩のこる部位(以上1号集光器使用)各5~10分間、鼻部(2号集光器使用)10分間照射。

◆治療の経過

 早速、治療器を購入して、自宅治療を始めた。治療1ヵ月ほどで、肩こりがやわらぎ、むくんでいた顔もすっきりしてきた。それとともに鼻の通りもよくなり、鼻汁も減ってきた。 仕事が忙しいと光線治療回数が減るため、鼻汁が増えたが、治療を続け。冷え・肩こり・鼻炎はよくなっている。頻繁に通っていた指圧も不要となった。

 圧痛計の数値から見た肩こりの状態は、初診時が3.3kg、1ヵ月後には5.5kg、4ヵ月後6.5kgへと改善した。

◆コメント

 頚部から肩にかけて筋肉のこりが強いと、頭部や鼻粘膜の血行が悪くなり、うっ血した状態で鼻粘膜の血管が腫れ鼻詰まりを起こしやすくなる。鼻の悪い人は、頚部や肩のこりを解消させ、頭部の血行を良好にしてうっ血をとることが大切である。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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