急性膀胱炎の排尿痛と頻尿が改善
【治験症例 8】
急性膀胱炎
65歳・女性・主婦
◆症状の経過
5年前から毎年、誕生月に子宮ガン検診を受けていた。今回は、検査の2~3日前になって排尿時に下腹がしくしくと痛み、排尿回数も増えてきたので、検査時にそのことを相談した。そこで泌尿器科を紹介され、早速受診したところ、尿混濁があり、急性膀胱炎と診断された。変形性腰痛症の持病もあり、10年前より腰部の鈍痛に悩んでいたので、知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・左右下腹部㉓㉔・腰上部各10分間、両膝部②・腰部⑥・後頭部③各5分間照射。⑦②⑥以上集光器使用せず、㉓㉔腰上部③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
自宅で2日間光線治療を行っただけで、急性膀胱炎の排尿時痛も頻尿もまったく感じなくなった。念のため、3日後に泌尿器科を受診したが、尿検査の数値もまったく正常で、完治していると言われた。担当医は、「ずいぶん治りが早いですね」と驚いた様子であった。光線治療は、左右下腹部㉓㉔のかわりに腹部⑤5分間(集光器使用せず)に変更して、引き続き継続中である。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著