慢性虫垂炎が手術せず改善した
大阪府/31歳・男性・会社員
以前から腹痛を起こしやすく、便秘にも悩まされていました。いつもは少し我慢すれば治っていましたが、今回は2週間前より右下腹部が重く、痛みも徐々に強くなってきました。仕事柄、自転車に乗ることが多く、砂利道や段差で下腹部にひびく痛みが、だんだん強くなりました。便秘によるガスのたまりと思い、便秘薬を飲みましたが、改善が見られません。近くの病院で検査を受けたところ、おそらく慢性虫垂炎でしょうと言われ、大学病院への紹介状をいただきました。
翌日、大学病院で血液検査を受けた結果、やはり、慢性虫垂炎と診断されました。白血球がかなり多く、入院を勧められました。担当医から、「この状態で自転車に乗っていること自体信じられない」と驚かれました。普通ならすぐ手術の予定が、ちょうど転勤の辞令が出たばかりで業務の引き継ぎに忙しいさなかでした。1週間後にもう一度受診し、白血球数が下がっていなければ、すぐに手術をすることを担当医と約束し、抗生剤で手術まで様子を見ることになりました。
これまで、家族も飼い犬も光線療法で助けられていましたので。虫垂炎の手術はなるべく受けたくない一心で、何とか手術を避けられればと願い、ともかく自宅で光線照射を行うことにしました。
治療用カーボンは1000-5000番を使用し、両足裏部⑦30分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥を各10分間照射しました。⑦①②⑥以上集光器使用せず、⑤は1号集光器を使用しました。
光線療法は毎日行いました。日曜日には、3回照射を行いました。担当医には、「かなりこじらせている。腹部に痛みが現れたらすぐに受診してください」と釘を刺されました。
しかし、光線照射をしっかりと行ったためか、照射5日目から右下腹部を押圧しても痛みがなく、自転車に乗っても下腹部に日々かなくなりました。業務引き継ぎも無事終了し、約束の1週間後、大学病院を受診し血液検査を受けた結果、何と白血球数が正常値まで下がりました。
担当医は、「抗生剤が効いたにしても、たった1週間で良くなるとは・・・・」と不思議そうでした。確認のためとほかの検査も受けましたが、炎症は確かに治っているとの診断が下り、手術しないで助かりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著