食道ガンの放射線、抗ガン剤後遺症が軽快した

 神奈川県/73歳・男性・無職

 73歳になった3月ごろ、つばや食事を飲み込むときにのどに引っかかり感があり、病院で受けた検査で、食道にガンが見つかりました。さらに精密検査の結果、放射線治療と抗ガン剤治療を行うことになり、3ヵ月ほど入院と通院治療を続けました。

 幸い放射線治療が功を奏して、ガンは消失しましたが、放射線や抗ガン剤の後遺症で、首のまわりが腫れてカチカチになり、食べ物を飲み込むのが大変でした。また、脱毛や張力低下、歯も欠けて、体力がどんどん落ち、足もカチンカチンにむくんで、歩くことも困難な状態になってしまいました。おまけに入院中にC型肝炎も見つかりました。病院では、「ガンは治っているので、肝臓の薬は出しましたが、後遺症については徐々に治るのを待つしかありません」と言われ、治療は何もありませんでした。

 ガンは治っても、日々大変つらい思いでいるのはたまりません。以前行っていた光線治療を思い出し、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次の指示をいただきました。

 治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・肝臓部㉗・背正中部㉘各10分間、腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②⑥以上集光器使用せず、㉘③以上1号集光器使用、㉗④以上2号集光器使用。

 しばらくぶりに自宅で光線療法を再開すると、体力が落ちていたせいか、当初は全身の疲れやだるさが出ました。しかし、徐々に光線療法にも慣れ、ひどかったのどの腫れや足のむくみが、日に日に軽快しました。

 それとともに、食事も飲み込みやすくなり、体力も回復してきました。足のむくみがへって歩けるようにもなり、C型肝炎も数値が安定して薬の量が減りました。 

 照射開始半年間ほどで、食事も普通にとれるようになり、ほぼ元通りの体力に戻ることができました。

 からだの調子がよいので、半年後に経過報告を兼ねて貴所を再び受診したときは、自分でバイクを1時間半かけて運転して受診しましたが、まったく疲れもなく元気なお姿をお見せすることができました。

 一時は放射線や抗ガン剤のひどい後遺症で、どうなってしまうかと不安でしたが、光線療法で早く回復できて大変感謝しております。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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