光線治療器2台で、胃ガン術後の回復が順調
石川県/53歳・男性・料理店経営(報告者・妻)
53歳になる夫の治療報告をいたします。
2年前、胃の痛みと吐き気が起こり、短期間で体重が著しく落ちてきました。最初は仕事のストレスかと思いましたが、それでも心配で病院の検査を受けたところ、胃ガンと診断されました。
進行性の胃ガンなので、担当医から早めの手術を勧められましたが、あいにく料理店を開店したばかり、しかも父親の他界と重なったことから、多忙を極めていました。事情を説明し、手術を1ヵ月間延期してもらいました。しかし、だんだん体力、食欲ともに落ち始め、元気もなくなり、腎精を嘆く毎日でした。
このような夫に手術までの間、光線療法をさせようと思い、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)の指導を受けました。手術までできるだけ多く光線照射をするために、キャスタースタンドつき治療器を1台追加で求めました。
そして、以前から自宅にある光線治療器と合わせて2台で光線照射を開始しました。光線照射のおかげで、少し食欲が出て、手術日まで比較的元気にすごすことができました。手術までの1ヵ月間、次のような光線照射を根気よく行いました。
治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・背正中部㉘・後頭部③(以上1号集光器使用)・上腹部⑪(2号集光器使用)を、⑦①㉘各10分間、③⑪各5分間、②⑥各5~10分間照射しました。時間がある日は1日2回照射を行いました。
手術は病状の割には短時間で、無事に終了しました。手術1週間目には、1日5回のやわらかめの食事がとれ、点滴から解放されました。「病状の割に、最短コースの回復ぶりです」と担当医に言われうれしくなりました。
2週間目には、外出も可能となりました。順調な回復ぶりで、手術後約3週間で退院できました。
退院後も光線照射を毎日欠かさずに行い、術後1ヵ月半目には術前と変わらない状態まで回復しました。担当医からは、「転移の心配はほとんどないでしょう!」と言われました。
ガンは恐ろしく、身内が発病するとパニックになる病気ですが、光線照射をしっかり続けたことが、改善効果の促進とともに、本人と家族に安心感と希望を与えてくれたように思います。入院の付き添いをしていて、金銭より元気が一番だと思いました。
いまは手術後2年経ちましたが、夫はすっかり回復し、食事もしっかり三食とり、体重も手術前に戻っています。「からだが健康なら、どこでも何とか生きていける!」という信念のもと、夫婦、子どもともども、からだを大切に前向きに、光線療法を忘れずに努力していきます。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著