間質性肺炎の咳が減り、息切れが軽快
【治験症例 3】
間質性肺炎、心臓弁膜症
70歳・女性・主婦
◆症状の経過
36歳時、咽頭痛、心臓弁膜症の改善をはかるため当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、それ以降自宅で光線照射を行っていた。46歳より骨折、腰痛、膝痛、頭痛などで当所をときどき受診していた。
◆光線治療
治療用カーボンは心肺用の5002-5002番と、腰膝用の3001-4008番を交互に使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥・肩甲骨間部⑫を各10分間、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②⑤⑥は集光器使用せず、⑫③は1号集光器使用、④は2号集光器使用。
◆治療経過
アルツハイマー病になった夫の看病(10年前)や職場でのストレスが増えたことで、咳や息切れが続き、64歳時に、間質性肺炎の診断で投薬を受けた。それと同時に、心臓弁膜症の病状も悪化した。これ以降、心肺疾患の光線治療を中心に続けた。光線治療により咳が減り、労作時の息切れも軽くなっていた。
66歳の退職時、心臓弁膜症の形成手術を受けた。70歳を迎えた現在では、肩、膝、足首などに痛みが出ることがあり、光線治療を継続している。光線治療により骨量、血中酸素飽和度は増加している。また、充実した生活を実践するため、カルチャースクールに通い、ダンス、パソコンなどを楽しんでいる。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著