喘息の発作が消え、前立腺ガン術後も良好
【治験症例 7】
気管支喘息、前立腺ガン術後
66歳・男性・無職
◆症状の経過
65歳のときに受けた健康診断で、前立腺ガン腫瘍マーカーPSA(前立腺特異抗原)が高く、精密検査を受けた結果、前立腺ガンと診断された。特段の症状はなかったが、切除手術を受けた。66歳時、ガンの再発予防と不眠の解消、子どものころからの気管支喘息治療のため、友人に勧められ当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・肩甲骨間部⑫を各10分間、左右下腹部㉓㉔・腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②⑥は集光器使用せず、⑫㉓㉔は1号集光器使用、④は2号集光器使用。
◆治療の経過
当所(光線研究所付属診療所)への通院治療を行い、治療3回で粘着性の痰がよくでるようになり、夜間尿が3回から1回に減った。
治療5回で歩行速度が速くなり、痰の量が減った。治療7回で階段の昇降が楽になった。
治療20回で喘鳴が少なくなり、血中酸素飽和度が増加し、足どりがさらに軽くなってきた。不眠が少し改善してきた。このころから自宅でも光線照射を開始した。
治療半年後、術後の尿漏れがなくなった。治療1年後、PSA値が下がり、病院でもホルモン治療が終わった。治療2年後、喘息発作はなく、体調はよい。治療2年8ヵ月後の現在、気温差の影響を受けることは少なく、風邪を引くこともなくなった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著