多発性骨髄腫から救われた 3
家族が心配して買ってくる健康食品は、光線療法に絶対の自信があったので、外していくことにしました。
昨年9月、担当医から血液採取の結果、病気がⅡ期に進行していると言われショックを受けました。病院の検査結果を持って貴所(光線研究所付属診療所)に行きました。
「Ⅱ期になりました。光線療法では、この病気は治りません」と、荒れた気持ちで言いました。しかし、そこで「でも、光線療法を続けているから、このくらいの数値でいられるとは思いませんか」と言われました。そういう見方もあるのかなと思いました。
私は治るのか治らないのか、それだけを追いかけてきました。光線療法の効果を感じながらも、この病気には勝てないだろうという弱さがありました。
貴所(光線研究所付属診療所)では4台の治療器を使用し、いろいろな病気が治った実例がたくさんあります。この病気で入退院を繰り返しいる人が多いのに、私はまだこのくらいの数値でいられるのではないか、信じなくて治るわけない。難病という病名に負けてなるものかと気合を入れ直しました。先生のあの言葉がなければ、その後の方向をかわっていただろうと思います。
新潟大学教授の安保徹先生の本に、免疫力を高め、どんな難病でも、慢性病でも、ガンでも「自分自身で治す」4カ条が書いてあります。
この本にある4カ条と可視総合光線療法は、私が考え行ってきたこに当てはまり、とても驚きました。
1、ストレスの多い生活パターンを見直す。
自分が楽しいと思うことを見つけ、病気を考えないようにする。このためには、家にこもらず外出する、物をつくる楽しみや人と楽しめる趣味を見つけるなどが大切である。この5年間にパソコンサークル、囲碁、ゴルフ、クラシックを聴く音楽サロン、史跡巡りの会、ハイキング会、仲間との飲み会などを行った。
2、ガンの恐怖から逃れる。
これはむずかしかったが、ガンの本を読んだり、ガンの話をしない、そしてガンにならなくても100年、200年と生きられるわけではないと開き直り、楽しい思い出に浸ることにした。
3、免疫を抑制するような治療を受けない。
安保先生はステロイドのことを、その場しのぎ的な薬と書いている。とり返しのつかない副作用があり、私はやめることを決断できてよかったと思う。
4、積極的に副交感神経を刺激する。
さまざまな方法があるが、何よりも笑うことが大切、笑顔を絶やさないと気分もリラックスする。また、腹八分目と昔から言われるが、病気になったら何事も七分目、7割うまくいけば満足する。ゴルフのスコアも心配事も7割で見れば、どうでもよいことが結構ある。
免疫力を上げるには、何と言っても可視総合光線療法がよい。私にとって救世主となった光線療法は、なぜ効くのでしょうか。それは血液の流れがよくなるからだと思います。あのころよどんでいた血液が、いまは清流となって体の中をまわっており、冷え冷えしていた足先がいまはとても温かい。免疫力を上げるために、早朝と夕方に1万歩の歩行、運動公園でのストレッチ、風呂上りには妻のハンドマッサージ器によるマッサージ、そうした家族の協力には心より感謝しています。
ガンや難病には抗ガン剤、ステロイド、放射線治療が欠かせない治療法と思いますが、副作用が強いので、光線療法を利用して自己免疫力を引き出しながら治療すれば、副作用に苦しまず闘病生活ができると思います。光線療法は何より副作用がなく、価格も安く、故障がなく、カーボンを使いますが、たいした値段ではありません。
私はこの病気と四つに組んで5年と少し、次は7年を目標にしています。難病といえば入退院を繰り返し、副作用に苦しむ患者が多いと聞きます。しかし、私にはその経験がなく、薬をやめるところまでもっていけたのですから、「何事も為せば成る」ということです。光線療法に出会えたことに感謝しています。
可視総合光線療法を研究し、普及した故黒田保次郎先生、ありがとう、ありがとう、ありがとう。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著