心のう腫瘍による心膜炎の水がとれた
長野県/77歳・女性・主婦
光線療法のお世話になり、もう5年になります。77歳の現在も元気にすごしています。光線療法に出会うまでは、まるで病気のデパートのようなからだでした。10代のころから、鼻はいつも詰まっている状態でした。
50歳ごろ風邪をこじらせ、喘息発作を起こすことが多くなり、60歳からは一晩中苦しく、入院したりしました。ステロイド薬の量もどんどん増えて、その影響でしょうか、体重が増えて肥満体(身長150cm・体重70kg)となり、いつも骨粗鬆症と診断されていました。また、白内障も50歳代半ばで発症しました。
65歳のときに心のう腫瘍を発症し、同時に併発した心膜炎で心膜に水がたまり、喘息の苦しさに加え、心臓の苦しさで、もうだめだと思ったことが何度もありました。
72歳のとき、知人の紹介で光線療法に出会ってからは、指導書『可視総合光線療法=遺伝と光線=』を頼りに自己流で光線照射を続けましたが、体力もついて、喘息の発作もほとんど起こらなくなり、白内障によるかすみも薄らぎ、物がはっきり見えるまで回復しました、
鼻の通りもよくなりましたが、心膜炎の水だけは抜いてもすぐたまることの繰り返しで、なかなか改善しません。そこで3年前、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談して、早速、次のような光線照射のアドバイスをいただきました。
治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦10~20分間、両足首部①・両膝部②を各10分間、腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)を各5分間、肩甲骨間部⑫10分間、左肩甲骨下部㊾(以上1号集光器使用)・左右咽喉部④(2号集光器使用)を各5分間の順番で照射。
とくに両足裏部⑦は冷えがなくなるまで、しっかり照射するように指導されましたので、⑦①②は1日2回(ときどきは3回)たっぷり照射しました。
照射開始1週間ほどで、胸の圧迫感が減り、心膜の水が少なくなってきた感じがしました。照射2週間目に主治医の
診察がありました。胸のレントゲン写真を見て首をひねりながら「水がまったくなくなっています」と言われました。以後、今日まで水がたまることはありません。心のう腫瘍も大きくなることもなく、悪化する兆しはまったく見られず、入院することもなくなりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著