パーキンソン病の症状が改善
【治験症例 2】
パーキンソン病
57歳・女性・主婦
◆症状の経過
3年前から手足のふるえがあり、2年前にパーキンソン病と診断され、薬物療法を開始した。歩行状態は改善したが、気力が低下した。手のふるえが大きくなり、顔の表情が乏しく、食事中にむせるようになった。
主治医に進行が早いタイプなので、病院以外の治療も積極的に行うように言われた。実兄の同僚の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-5000番を使用、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥各10分間、腓腹筋部㉙・後大腿部㉚・後頭部③・左右咽喉部④・左右こめかみ部㊱㊲各5分間照射。⑦①②㉙㉚⑥以上集光器使用せず、③1号集光器使用、④㊱㊲以上2号集光器使用。
◆治療の経過
当所(光線研究所付属診療所)まで片道1時間30分かかるが、リハビリを兼ねて1日おきに通院治療を行った。光線治療開始2週間後には、足のふるえが止まれ、外出が苦でなくなった。
1ヵ月後、話しにくさがなくなり、普通の速さで話せるようになった。1ヵ月半後には便秘が解消した。2ヵ月後、歩行速度が普通の人と同じになった。3ヵ月後は、食事の内容を気にせず、何でもおいしく食べられるようになった。病院の主治医は、毎月診察のたびに元気になる様子を見て、光線治療に大変興味を持っている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著