坐骨神経痛が改善し、舞台で踊れた
大阪府/67歳・女性・日本舞踊教師
私は毎年、健康診断でどこも異常がなく、病院にはまるで縁遠い人間でした。ところが昨年の4月下旬、突然左腰から左ふくらはぎにかけて、電気が走ったようにピリピリと痛み、歩けなくなりました。病院で坐骨神経痛と診断され、痛み止めと湿布をもらいましたが、少しも好転せず、痛みで夜も眠れない日が続きました。
半年後の10月には舞台があるというのに、踊りの稽古どころではありません。整形外科で牽引治療や低周波治療を受けるため、必死に痛みをこらえながら、毎日通院しましたが、左のすねが氷のように冷たく感じ始め、ズキズキとした痛みに変わりました。
夜はさらに激痛が増し、絶望感すら覚えるようになりましたが、ほかによい治療法を知らず、整形外科の治療を受けるほかありませんでした。
7月中旬になり、東京の次男が帰省しました。そのとき、お土産と言って光線治療器を持ってきてくれました。次男の嫁が嫁入り道具のひとつとして持ってきた光線治療器で、次男は20年来の水虫を完治させて以来、家族で愛用しているとのことでした。次男に言われるまま、光線照射を始めました。
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①を各10分間、両膝部②・腹部⑤を各5分間、腰部⑥(以上集光器使用せず)は30分間照射しました。
最初の照射で、左すねの冷え感が軽くなりました。照射を重ねるうちに足の冷えがとれ、温かく感じるようになり、夜間の激痛がなくなって、朝まで熟睡できるようになりました。照射中は痛みもなく、大変気持ちがよいので、1日2回照射したこともありました。
光線照射開始1ヵ月後の8月中旬には、日舞の稽古でまた踊れるようになりました。10月の舞台に備え、9月は毎日猛練習を行いましたが、一度も痛みが再発しませんでした。お陰で10月の舞台も大成功でした。
光線照射を始めて体力がつき、若返ったような気がします。「身のこなしも、きびきびと軽やかになった」とまわりの人たちから言われます。最近では、弟子たちにも光線療法を勧め、大変喜ばれております。こんなにすばらしい光線療法を教えてくれた次男に、頭が上がらなくなりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著