脳梗塞後遺症の左半身麻痺が改善、骨量も増加
【治験症例 3】
脳梗塞後遺症
75歳・女性・主婦/身長142cm・体重48kg
◆症状の経過
53歳時、高血圧症、不整脈の治療のため、友人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。自宅で治療用カーボン3000-5000番などを使用し、ときどき光線治療をしていた。70歳時、脳梗塞症で入院治療を受けた。退院後は当所を再診し、左阪神麻痺の回復を中心に光線治療を再開した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥・左後肘部㉟各10分間、腹部⑤・後頭部③各5分間照射。⑦①②⑥⑤以上集光器使用せず、㉟③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
自宅治療を継続2ヵ月後、杖をつきながらもひとりで外出が可能になり、治療3ヵ月後には外出が楽にできるようになった。治療半年後、外出時の足どりがしっかりして、歩行距離が延びた。
治療1年後、左阪神の障害はほぼ回復した。その後も同様に光線治療を続けたところ、5年後の現在では、骨量が以前に比べて増加している。とくに、障害が出た側の左足で骨量が著明に増加した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著