胸椎、腰椎の圧迫骨折による痛みが改善
【治験症例 10】
脊椎圧迫骨折
72歳・女性・邦楽家/身長162cm・体重62kg
◆症状の経過
69歳時、旅行帰りに空港でトランクを持ち上げたところ、ぎっくり腰を起こした。その時は鍼灸治療を半年受けて、日常生活に支障がない程度まで回復した。
しかし、4ヵ月前の演奏会終了後に、突然強い腰痛が起こった。大学病院で検査の結果、胸椎10・11番目に圧迫骨折を起こした痕(自然治癒)があり、腰椎3番目に新しい圧迫骨折が見つかった。最近、姿勢を変えるときに膝の痛みを感じ、夜中にふくらはぎがつるようになった。知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・腰上部・後頭部③(以上1号集光器使用)を4ヵ所ずつ4台の治療器で各10分間照射。
◆治療の経過
当所(光線研究所付属診療所)へ週2回の通院治療を行った。治療開始2週間後には、夕方にだるさで横になることがなくなった。
1ヵ月後には、演奏会にも腰痛や疲れを感じなくなり、体力の回復を実感した。その後治療開始10ヵ月間経過しているが、腰痛や背中痛の再発は見られない。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著