肋骨のヒビが光線療法のお陰で治った
東京都/62歳・女性・主婦
私は62歳の主婦です。1年前の冬、冷えのため足の感覚が鈍くなって家の階段(下から3段目)で足を踏み外して転倒しました。背中、腰を強く打ち、痛くて動くことができませんでした。
すぐに、夫の車で近くの整形外科に行き、レントゲン検査を受けました。結果は左の4~5番目の肋骨にひびが入っており、3日分の薬(鎮痛剤、消炎剤、胃薬)を処方され、コルセットを着けて安静にするよう言われました。
4日目からは整形外科に通院して低周波治療などを受けました。しかし、痛みは左肋骨から腰にかけて強く、炊事で鍋や包丁を持つことさえつらい状態でした。夜寝るときは、痛みで寝返りも打てませんでした。
通院時は電車やバスの振動で、左肋骨の痛みがひどく、外出時はコルセットを着けても、やっと出かける状態でした。とくに天候が悪い日は、痛みが強く出て、毎日の整形外科治療でも改善が見られません。
以前、歯痛、腰痛などに効果のあった光線療法を行ってみようと思い、早速貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
貴所(光線研究所付属診療所)では、次のように支持をいただきました。
治療用カーボンは3001-4008番。照射部位は、両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥以上集光器使用せず、背正中部㉘・左肋骨部・肩甲骨間部⑫・後頭部③以上1号集光器使用。照射時間は⑦②⑥⑫各10分間、左肋骨部は20分間、㉘⑤③は各5分間。
光線照射を開始してからは、毎日少しずつ痛みが楽になり、約1ヵ月後には、左肋骨部とその周辺の痛みがだいぶ減りました。また、とても寒い時期でしたが、足の冷え感がなくなりました。
痛みのほうもどんどんよくなり、家事もできるようになり、ベッドでの寝返りも痛みをまったく感じなくなりました。3ヵ月後、整形外科のレントゲン検査では、「左肋骨のヒビが治っている」と診断されました。
その後、気をゆるめて光線療法をまったく行わなくなっていたある日、大きなくしゃみを3回したところ、再び左肋骨部の痛みが出てしまいました。整形外科で検査の結果、「骨には異常はないが、筋肉にひどい炎症がある」と言われました。投薬や湿布薬では効果はなく、以前と同じ強い痛みで、家事にも支障をきたす状態でした。
このままでは、いつまでも改善しないと思い、再び光線療法を行おうと決心して、再度貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。貴所で「前回の照射法でよいが、両足裏部⑦と左肋骨部は1日2回、照射時間も長めにするように」と指示されました。
照射再開1ヵ月後、家事が楽にできるようになりました。コルセットを着けずに電車やバスに乗っても、左肋骨部の痛みが出なくなりました。照射1ヵ月半後には、以前通っていたプールにも行けるようになりました。
照射2ヵ月後の検査では、筋肉の炎症がすっかり完治し、もちろん痛みが出る気配もありません。光線療法は始発防止と健康維持のため、いまも続けております。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著