右手第5指の外傷が完治、爪も元通り回復
【治験症例 5】
小指の外傷
40歳・男性・会社員/身長174cm・体重70kg
◆症状の経過
仕事中、パソコンのプリンタを右手の第5指の上に落とし、爪を割ってしまった。整形外科を受診して、小指の爪を剥がし、傷口の消毒を受けていた。
しかし、傷口が化膿して痛みがあるので、同僚の紹介で光線治療を希望し当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦・両膝部②各10分間、後頭部③5分間、右手第5指の表裏部各20分間照射。⑦②は集光器使用せず、③は1号集光器使用、右手第5指患部は3号集光器使用。
◆治療の経過
光線治療を始めて約1ヵ月間で、患部からの分泌物が減り、痛みや腫れも少なくなり、新しい爪もできてきた。利き手の指先のケガなので、日常生活にいろいろ支障があったが、治療2ヵ月で右手第5指の外傷は完治し、4ヵ月後には剥がした爪も元通りになった。整形外科治療は行わず光線治療だけで治癒した。これを機会に、以前から腰痛がときどきあったので、引き続き光線治療を行っている。
◆コメント
指先のケガは、よく使う手先のことでもあり、早く治癒させなければ日常生活にも支障をきたす。
本治験例のように、光線治療は切り傷、擦り傷、やけどなどの外傷の治療にすばらしい効果が見られる。
この治療効果は、カーボンアーク灯(光線治療器)から照射される可視総合光線の光化学作用、深部温熱作用の特性によるものである。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著