腱鞘炎ばかりか、耳鳴り、難聴がよくなった

 埼玉県/68歳・女性・主婦

 約2年前、右手首の腱鞘炎を患い、タオルを絞ったり、水道の蛇口をまわすのもつらい状態でした。右腕全体の筋肉痛も強く、物をつかむことも困難になり、大変困っておりました。その原因は、部屋の模様替えで腕を使いすぎたためです。整骨院や指圧にも通いましたが、一時的によくなっても、数時間後には元に戻る状態でした。

 また、数年前からメニエール病による回転性のめまいが周期的に現れ、その都度病院に通いました。しかし、約1年間の病院での治療は改善がなく、通院を中止しました。 

 約6ヵ月前より左耳鳴りが現れ、終日ジージーと不快な感じが続きました。さらに左耳に難聴も加わり、電話や会話が聞きとりにくくなりました。どうしても右耳で聴くため、頚が少し右に傾斜していることを、家族や友人からの指摘で気づきました。

 若いころから高血圧症で、降圧剤や漢方薬を服用していましたが、150/100mmHgと高い状態が続いていました。また、総コレステロール値が270mg/dl(基準値:150~219 mg/dl )、中性脂肪値が130 mg/dl(基準値:30~149㎎/dl)、 高コレステロール血症もありました。

 これらの症状で困っていたとき、親戚が光線療法で難聴をよくしたと聞き、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。早速、光線治療器を求め、自宅で光線照射を始めました。

 治療用カーボンは3002-4008番を使い、両足裏部・両膝部・腹部・腰部は集光器使用せず、背正中部・後頭部・右手首は1号集光器使用、左右耳部は2号集光器使用、照射時間は右手首20分間、両足裏部・背正中部・左耳部は各10分間、ほかは各5分間でした。

 光線照射1ヵ月後、つらかった右手首の腱鞘炎の痛みが約半分になり、軽くならタオルが絞れるようになりました。しかし、まだ荷物を持つと右腕全体の筋肉痛が出ました。耳鳴りや難聴にはあまり効果が出ませんでしたが、めまいは少し改善し、不快感が少なくなりました。

 照射2ヵ月後、右手首の腱鞘炎がさらに軽くなり、右腕全体の筋肉痛がほとんどなくなりました。左耳の難聴も軽くなり、会話やテレビの声も少しずつ聞こえるようになり、耳鳴りもない時間が増えてきました。

 血圧が徐々に下がり、140/90mmHgになりました。照射3ヵ月後、右手首、腱鞘炎は、およそ9割方改善しました。めまいはすっかり出なくなり、耳鳴りは疲れが強いときときどき起こりましたが、普段はほとんど気にならなくなりました。難聴はまだ多少残っているものの、電話や会話で聴き返すことが少なくなりました。

 うれしいことに頚部の傾斜が改善され、わからなくなったと言われました。血圧は130/80mmHgと安定し、降圧剤を減らせる状態に改善しました。総コレステロール値195mg/dl、中性脂肪値65/dlに下がりました。

 驚いたことに、若い頃からの冷え症が、光線療法のお蔭でからだ全体が温まり、冬も電気毛布なしですごせるようになりました。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

馬込沢うえだ鍼灸院

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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