脊柱管狭窄症・変形性脊椎症による腰痛が改善した
千葉県/70歳・男性・会社員
私は数年前から慢性の腰痛に悩まされてきました。さらに数ヵ月前より、右足の痛みがひどくなり、歩行にも支障が出るようになりました。
痛みのため不眠になり、トイレに行くことも苦痛になったので、整形外科を受診しました。検査の結果、変形性脊椎症と脊柱管狭窄症による痛みと診断されました。
整形外科では入院治療を勧められましたが、脳卒中で倒れた妻の介護があるため入院できず、通院療法でブロック注射を受け、腰の痛みを抑えることにしました。
ところが、4~5回注射を受けても痛みは治まらず、妻に使用していた光線治療器を、私の腰痛改善に用いることにしました。そこで貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談し、具体的な照射方法のアドバイスをいただきました。
治療用カーボンは、1000-3001番の組み合わせを使用し、両足裏部・腓腹筋部・腰部・右臀部に各10分間、両足首部・両膝部・腹部に各5分間、腰上部(腰痛の中心部)は15~20分間照射しました。痛みが強い間は、腰上部を30分間照射しました。
1週間の光線照射で、日中の痛みの強さがわずかに軽くなった感じがしました。さらに、1ヵ月ほど光線治療を続けたところ、痛みで目覚めることもなくなり、朝までぐっすり熟睡できるようになりました。起床時もすぐに起き上がることができ、洗顔のために前屈みになっても腰痛や右足の痛みがなくなりました。
その2週間後には、痛くてできなかった階段の昇降が、まったく痛まずできるようになりました。介護で妻の姿勢を変えてやる際も、腰の痛みを感じなくなりました。
貴所 (光線研究所付属診療所) の機関紙『光線研究』の症例報告や治療報告を読んでも、ここまでよくなるものだろうかと、内心では半信半疑のこともありました。
しかし、自部自身の症状が本当に改善されていくのを、わが身をもって経験しました。若い人たちと同じように、階段をスタスタと昇り降りすることができて、大変驚いています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著