「あとは手術しかない」と言われたバネ指が完治
【治験症例 1】
バネ指
56歳・女性・店員/身長160cm・体重54kg
◆症状の経過
20年間、宝くじ販売を行っており、仕事がら手指を使うことが多かった。若い時分はとくに問題はなかったが、1年前に閉経してから肩こりや眼の疲れがとれず、左手第1指の内側に痛みが出てきた。しだいに指の開きが悪くなり、右手で伸ばさないと、左手第1指が伸びなくなった。
病院を受診したところ、バネ指と診断され、飲み薬と塗り薬を処方された。それでも一向に改善せず、ステロイドの注射も数回受けたが、効果がなかった。病院では「あとは手術しかない」と言われてしまった。
手術は受けたくないので、以前使っていた光線治療を思い出し、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦(集光器使用せず)10分間、両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・後頭部③・眼部⑯(以上1号集光器使用)各5分間、左手第1指つけ根部(2号集光器使用)10~20分間照射。
◆治療の経過
光線療法を行うと、からだ全体が温まり、疲れがとれ、筋肉のこりがほぐれる感じがあったので、しっかり治療を継続した。仕事は続けていたが、左手第1指の痛みは徐々に軽減し、動きも良好になってきた。肩こりや眼の疲れも少なくなり、3ヵ月ほどでバネ指の状態は完治した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著