脊柱管狭窄症による歩行困難が光線治療で改善した
千葉県/65歳・女性・主婦
4年ほど前、61歳をすぎたころから、左下肢にピリピリするような、いやなしびれ感が出てきました。
友人から、「足のしびれには光線がいいよ」と勧められ、思い切って光線療法を始めました。光線照射を2~3ヵ月ほど続けると、左下肢のピリピリ感が薄れてきて、虫が這っている程度の違和感になったので、光線療法もついつい休みがちになっていました。
その後しばらくは、体調もよかったのですが、そのうち左下肢のしびれ感が強くなってきました。あわてて病院を受診したところ、レントゲン検査の結果、腰の脊柱管狭窄症と診断され、「しびれ、痛みがさらに強くなって、歩行もつらくなるようなら手術するしかないですね」と言われてしまいました。病院での腰の牽引治療を受けましたが、そのうち両足がうまく上げられなくなり、歩くのもつらく、ほとんど外出できなくなってきました。
また、お勝手での立ち仕事もつらくなり、椅子に腰かけながら料理するなど、足の状態はどんどん悪化していきました。そんな状態に追い込まれて、私はとても焦りました。手術は絶対にしたくないと思いました。そこで、自宅での光線療法を再開し、本当に真剣に、毎日欠かさずに照射しました。
治療用カーボンは3002-4008番の治療用カーボンを使用して、両足裏部・両膝部・左下肢のしびれのある部位を10分間、後大腿部・腹部・腰部(以上1号集光器使用せず)・背正中部・後頭部(以上1号集光器使用)を各5分間、照射しました。
日々の症状の改善は、大きなものではありませんでしたが、光線照射を行うたびに全身が軽くなる感じがあり、根気よく治療を続けました。
3~4ヵ月経ったころには、足も上がるようになり、しびれも軽減してゆっくりなら不自由なく歩けるようになりました。お勝手仕事も普通に立ってできるようになったのは、とてもうれしいことでした。
手術しないで再び歩けるようになったのは、何より光線療法のおかげと感謝しております。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著