肩こり、頚の痛み、右手のしびれが軽減
【治験症例 4】
頚部後縦靭帯骨化症・老眼・飛蚊症
71歳・女性・主婦/身長153cm・体重51kg
◆症状の経過
58歳時、以前からあった肩こりが強くなり、頚痛、右手のしびれが見られるようになった。整形外科で頚椎の異常を指摘され、牽引治療を受けていた。
牽引治療は効果がなく、通院もつらいので、友人に相談したところ、光線治療を勧められた、そのほか老眼や飛蚊症もあったので、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療 1
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部各10分間、腹部・腰部・後頭部・眼部各5分間照射。 両足裏部・両膝部・腹部・腰部 以上集光器使用せず、後頭部・眼部以上1号集光器使用。
◆治療の経過 1
自宅で光線治療を行い、約1年でしびれの症状は改善したころから、その後は治療しなかった。ところが65歳ごろから再び同様の症状が出て、今回は頚椎後縦靭帯骨化症と診断された。手術はしたくないので、光線治療を再度行うために当所(光線研究所付属診療)を受診した。
◆光線治療 2
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・頚椎下部・右肩部各10分間、腹部・腰部・後頭部・眼部各5分間照射。 両足裏部・両膝部・腹部・腰部 は集光器使用せず、 頚椎下部・右肩部・後頭部・眼部は1号集光器使用。
◆治療の経過 2
ひとり暮らしのため寝込むことが心配で、毎日光線治療を行った。首すじや肩の筋肉が非常に硬く、右肩関節痛があったが、治療3ヵ月で大分楽になった。首すじや肩が楽になったことで、精神的にも安定して寝つきがよくなり、夜間頻尿に目覚めることが少なくなった。
再治療を始めて6年後の現在、飛蚊症も少なくなり、家事は普通にできるようになった。元気に生活するために光線治療を継続している。治療効果が実感できたので、身近な人にも光線値治療を紹介している。
◆コメント
後縦靭帯骨化症は難病のひとつで、その原因は不明である。本治験例は、ひとり暮らしのため、このままでは寝たきりになることが最大の不安であり、心配事であったが、光線治療により通常の生活が可能になった。患者は「光線治療なしで生きていけない」と治療継続中。
・血圧(mmHg)
118/79(58歳)→ 132/80(65歳)→ 102/72(70歳)→ 117/75(71歳)
・握力(kg)
右:20(58歳)→ 17(65歳)→ 21(70歳)→ 22(71歳)
左:24(58歳)→ 18(65歳)→ 23(70歳)→ 25(71歳)
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著